雑感
柴田聡子というアーティストに、雑感という曲がある。詞がいい。脈略があるようで無い、ふとした日常の中でメモしたようなパンチラインが並ぶ。そんな雰囲気を真似してみる
総武線は千葉に近づくにつれだんだん空気が抜けていく
結論から話し始めて全然面白い話になって無いなあと思いながら聞いている
イラッとしたことはラジオのネタとして採用されたことにしてやり過ごす
昔より人に自己開示できるようになってそれは老いたってことなのかも
竹っていつも青いんだねって言われて初めて竹の青さに気づく
電車に乗ったくたびれたおっさんのスーツの折り目に奥さんの存在を感じる
いざ何か書こうと思っても、書くべきことがそこに全くいないことがよくある
微妙なニュアンスを伝えたくて電話してみるもメールしてくださいと言われてしまう
せめてあの日に戻れたら、と思うと結局欲張って小学生まで戻ってしまう
窓からいい風が入ってきてこういうのが幸せなんだなって思う
毎日夜空を見る時間を強制的につくる党が有れば熱烈に応援する
一概に言えないことばかりでとりあえず難しいねと言ってしまい、なんだそれと思われたかなと思う